『THE TEAM』を読んで(4~最終章)
『THE TEAM』を読んで(1~3章)に引き続き、『THE TEAM』の4章から最終章まで読んだので、気になったところをメモ。
第4章 Decision(意思決定)の法則
3つの意思決定
意思決定は、
- 独裁
- 多数決
- 合議 の3種類がある。
独裁は時間が短く、納得感が低い。 合意は時間が長く、納得感が高い。
これらはチームによって、それぞれ良いケースがあって、誰か独断で決定することも良い場合もある。
決定には優先順位を決めて、合理的にする。
「良い意思決定」「正しい意思決定」にとらわれすぎずに、「強い意思決定」「速い意思決定」を意思決定者が心がける。
ファーストチェス理論(ソフトバンク)
「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」は、実際のところ86%が同じ手
意思決定者は孤立を恐れない
まずは会議の中で小さな決断を先送りにすることをやめる。 独裁による意思決定を成功させるのは、意思決定者だけではなく、その意思決定を実行するチームメンバー全員。
影響力
- 専門性 「すごい」と思われる技術や知識を持っている
- 返報性 「ありがたい」と思われる支援や関与をしている
- 魅了性 「すてき」と思われる外見的・内面的魅力を有している
- 厳格性 「こわい」と思われる規則や威厳を持っている
- 一貫性 「ぶれない」と思われる方針や態度をもっている
第5章 Engagement(共感創造)の法則
エンゲージメントの4P
- Profession(活動・成長)
- Privilege(待遇・特権)
- Philosophy(理念・方針)
- People(人材・風土)
4つの魅力があり、メンバーがどこにモチベーションが高いか明確にする。
方程式
エンゲージメントを高める方程式をチームに埋め込むことが大切。
エンゲージメント = 報酬・目標の魅力 * 達成可能性 * 危機感
4Pのどれの型かによって、内容が変わる。
エンゲージメントが高まらない理由は、リーダーのキャラクターやコミュニケーションではない。 エンゲージメントを高めるためのゴール、プロセス、ペナルティを仕組みとして組み込む。
最終章 チームの法則
落とし穴
- 「自分ひとりくらい」社会的手抜き
- 「あの人が言ってるから」社会的権威
- 「みんなが言ってるから」同調バイアス
チームの方針に対して、ネガティブな態度のメンバーいることも必要。 ポジティブすぎてもネガティブすぎてもダメ。
全体感想
今回、読書方法を変えたことで、インプットの質が変わった気がする。 モチベーションタイプ、ポータブルスキルあたりはやり方調べて導入してみたい。