『THE TEAM』を読んで(1~3章)
『THE TEAM』を3章まで読んだので、気になったところをメモ。
第1章 Aim(目標設定)の法則
認識を正す
目標設定において、直すべき認識は、 「目標を確実に達成するのが良いチームだ」ではなく、 「目標を適切に設定するのが良いチームだ」ということ。
売上を2倍に伸ばす、そのためにどうするか、ではなく。 売上を2倍に伸ばすために、どういう目標を設定するか、をまず考えないといけない。 適切な目標が設定できれば、チームは自然と目標を意識することができる。
目標の種類を把握する
目標は3種類に分類できる。 意義目標、成果目標、行動目標。 アクションのわかりやすさとブレイクするーの起きやすさが反比例していく。
チームによって、どの種類の目標を立てるのが適切か判断しなければいけない。
OKR
意義目標を設定する。 時代。 「何故やるべきか?」が分かれば、新たな「何をやるべきか?」が見つかる。
第2章 Boarding(人員選定)の法則
4タイプのチーム
- サッカー型
- 野球型
- 柔道団体戦型
- 駅伝型
環境の変化の度合いと、連携の度合いの違い。 サービス開発はサッカー型。
人の入れ替わり
サッカー型は、環境の変化に対応するために、柔軟な人の入れ替わりが必要。
多様性が必要という誤解
連携が少ない場合、同じパフォーマンスを出す必要があるため、均質性の取れたメンバーの方がチームのパフォーマンスは高い。 環境変化や連携が多い場合、多様性がある方が役割分担できるので、チームのパフォーマンスが高い。
サービス開発だと、全体としては、エンジニア、デザイナー、PjM等々役割が違う多様性が必要。 しかし、職種別の細かいチームという単位では、個々が別々のプロジェクトチームで一定のパフォーマンスを出すことが求められるので、 ある程度の均質性が必要とも言える。 多様性を求めて、特定の領域にめちゃくちゃ長けてる人を入れても、活躍できるとは限らない。
第3章 Communication(意思疎通)の法則
コミュニケーションが多ければ多いほどいいという誤解
適切にルールをもって、余計なコミュニケーションを省く方が良い。
ルール設定
What(設定粒度)
サッカー型においては、ルールが多くもなく少なくもなく。
Who(権限規定)
サッカー型においては、チームで決めるのと、メンバーが決めるのと両方。
Where(責任範囲)
メンバーには自分の担当領域の成果のみならず、チーム全体の成果にも責任を負ってもらったほうが良い。
How(評価対象)
サッカー型においては、ひとりひとりのプロセス、アクションを評価したほうがよい。
When(確認頻度)
サッカー型は、頻度は多くなる。
コミュニケーションを拒むのはいつも感情
「誰が」「どのような場で」伝えたかで、大きく変わる。
メンバーの感覚を理解する
採用面接で、「あなたが今まで最も頑張ったことを教えてください」という質問は有効ではない。 点ではなく線で知る。 その「経験」を通じて、どんなことを感じたかという、相手の「感覚」を理解する。
モチベーショングラフ
横軸経験、縦軸モチベーション。
モチベーションタイプとポータブルスキル
モチベーションタイプ: 行動や思考にたいする欲求 ポータブルスキル: 業種、職種問わず必要とされる能力
種類がシンプルで、わかりやすい。
心理的安全性の4つのポイント
- 無知だと思われる
- 無能だと思われる
- 邪魔だと思われる
- 批判的だと思われる